WEKO3
アイテム
生涯学習化社会の展望
https://nier.repo.nii.ac.jp/records/305
https://nier.repo.nii.ac.jp/records/30555c491d4-9e96-4040-a743-c79aba769990
Item type | 報告書 / Research Paper(1) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
公開日 | 2015-02-03 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 生涯学習化社会の展望 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_18ws | |||||
資源タイプ | research report | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
研究代表者 |
生涯学習研究部
× 生涯学習研究部 |
|||||
報告年度 | ||||||
日付 | 1993-03 | |||||
日付タイプ | Issued | |||||
内容記述 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 学校週5日制への移行、技術革新に対応するリカレント教育やリフレッシュ教育への要請、社会の高齢化や男女共同参画型社会への転換、国際的相互依存性の増大に対応する異文化間理解や国際的コミュニケーション能力の形成、エネルギー問題・資源開発問題・環境問題・消費生活問題、エイズの問題、さらに生産性の向上や社会の成熟化に伴う新たな生産労働様式への転換や新しいライフスタイルの創造などこれらは、いま生涯学習の視点から対応を迫られている現代的学習課題の若干であるが、いずれも伝統的な教育の考え方や枠組みでは適切に捉えきることができず、したがって伝統的な学校教育や社会教育及び職業教育訓練のシステムだけでは十分に対応することが困難な教育課題である。すなわち、これらは一方で、大学や専修学校も含め、これまでの学校教育の課題や役割とは異なり、また主として身近かな生活課題や一般的な趣味・教養にかかわる学習機会を供給してきた社会教育の守備範囲を超えるものであり、他方で、産業労働対策、社会福祉・人権対策、科学技術対策、生活・環境対策及び新しい時代の国際交流対策などとして、各分野からの教育的対応が既に実施されており、伝統的な教育専門の機関やその役割分担の垣根を超えて地域や職域において分担されているのが現実である。これらの学習課題への適切な対応は、今日、人々の好みや選択の問題を超えて、文字通りわれわれが生き残りをかけて取り組むべき必要不可欠の現代的課題となっており、国民共通の課題である。しかし伝統的な教育の役割分担とシステムではこれらへの総合的な対応は困難である。しかも、それぞれの関係機関は既にそれぞれの関係において取り組みを開始している。このことは、伝統的な概念の枠組みをはるかに超えて現実の教育実践が進められつつあることを意味する。すなわち、わが国の教育はこうした形で既にその再編成と新しい教育システムの構築に向かって、ある程度の実績と経験を蓄積してきている。これがわが国の生涯学習を取りまく今日の状況だといってよい。本論では、この現実を与件として、いま進行中の生涯学習システムの構築について、これを基礎づける新しい教育概念としての生涯学習概念を明らかにすることから始める。システム構築の指導概念が明らかになった後で、次に生涯学習に関係する各教育システム間の「開かれた」連携協力のもとに構築される「生涯学習の総合的推進システム」について、その構築の必要性と関係資源の地域配置の原理的な構造及びシステムの性格の面から理論化を試みる。 | |||||
関連サイト | ||||||
識別子タイプ | URI | |||||
関連識別子 | http://ci.nii.ac.jp/ncid/BN11116454 | |||||
関連名称 | CiNii Books |