@techreport{oai:nier.repo.nii.ac.jp:00000981, author = {山田 , 兼尚}, month = {Apr}, note = {【研究目的】近年、雇用形態の多様化・流動化とともに、自己を確立できず社会的に未成熟な若者が増加し、晩婚化・未婚化、フリーターや早期離職などの要因となっていることが指摘されてきた。本研究は、このような背景を受けて、子どもから成人までの「キャリア」概念の発達過程を「社会」と「個人」の相互作用の視点で捉え、職業観を育成するための支援策として何が求められているのかを明らかにしようとしたものである。併せて、児童・生徒(学校教育)と社会人を縦断的に扱い、職業のみならず家庭生活設計や人生観など個人のライフコースを視野に入れて生涯学習体系化の意義を探るものである。【報告書構成】本報告書は、小・中・高等学校で実施した質問紙調査に基づく論考のほか、キャリア教育に関する文部科学省の施策、地方教育委員会の取り組み、心理学・社会学の先行研究レビューを掲載している。【目次】I.子どもの職業意識を育成する教育施策・活動1.児童生徒の一人一人の勤労観、職業観を育む教育-キャリア教育の推進に向けて-(宮下和己)2.千葉県白井市立中学校における進路指導・職業体験学習(遠藤基治・今村聡子)3.「生きがいとしての仕事」と「生きる枠組みとしての仕事」の循環的キャリア発達~心理臨床の現場から~(藤田博康)II.先行研究・先行調査の現状と課題1.キャリア発達(職業観)調査:これまでの問題点と今後の課題(渡辺三枝子)2.キャリア発達の社会学 -メリトクラシーの変容と教育選抜の行方-(耳塚寛明)3.先行研究・先行調査の現状と課題1.心理学におけるキャリア発達理論(下村英雄)4.先行研究・先行調査の現状2.実証研究を中心として(豊 浩子)III.調査分析結果1.進学時の重視事項に関する分析-進学希望段階と将来したい仕事の有無による違い-(椎名久美子)2.賃金観・失業観の要因分析(下村英雄)3.職業生活へのコミットメント過程に影響を及ぼす要因(藤田博康)4.親とのコミュニケーションがキャリア発達に与える影響について(豊 浩子)5.児童・生徒の職業観(山田兼尚)6.知的関心は職業的関心を育むか(立田慶裕)7.女性のライフコースにおける職業の視座(岩崎久美子)資料.学校調査対象地域の教育の現状と施策(今村聡子)}, title = {生涯にわたるキャリア発達の形成過程に関する総合的研究報告書(1)-児童・生徒のキャリア発達に関する質問紙調査- 平成15-17年度国立教育政策研究所政策研究課題リサーチ経費研究}, year = {2005} }