@techreport{oai:nier.repo.nii.ac.jp:00000801, author = {杉野 , 剛}, month = {Mar}, note = {本研究では、都道府県教育委員会及び新しいタイプの高校等に対する資料収集調査及び訪問聞き取り調査を行い、高校教育改革や再編整備の成果と課題等を総合的に検証した。また、高等学校における今後のキャリア教育の推進・充実に資するため、高校卒業後の離職経験者に対するインタビュー調査とその分析を行った。 主な研究成果の概要は以下の通りである。(1)都道府県における高校改革の到達点と検証平成10年代前半から高校教育改革・再編整備に関する検討や計画策定が活発になり、平成25年度現在、半数を超える都道府県で2期目の計画策定が終了している段階にある。この間、各都道府県とも教育改革は著しい進展を見せたが、内容面では取組に違いがみられる。また、高校教育改革に対するまとまった検証が始まったことは、新しい高校教育政策の動きとして注目される。(2)高校教育多様化の検証に関する分析総合選択制高校等の新しいタイプの高校は、一定の成果を上げているものの、他方で新たな課題が顕在化している。例えば、多様化が進展する中での特色の相対的な希薄化や、高校教育のめざす方向性の変化等への対応が課題となっている。また、理数教育の充実やグローバル人材の育成といった時代の要請に応える新たな取組に大きな期待が寄せられているが、経費確保などの条件整備が課題の一つとなっている。(3)高等学校におけるキャリア教育の在り方に関する調査研究離職者に対するインタビュー調査の結果から、高卒就職者においては、積極的な学校生活への関与が見られない場合や、進路指導・キャリア教育が生徒の心に届かない場合などにおいて早期離職の傾向が強まること、また、就職当初の離職衝動が強く、離職後に一時的な安堵(あんど)感・解放感を持つ傾向があることなどが明らかとなった。}, title = {「高等学校政策全般の検証に基づく高等学校に関する総合的研究」<報告書>}, year = {2014} }