@techreport{oai:nier.repo.nii.ac.jp:00000461, author = {神代 , 浩}, month = {Mar}, note = {国立教育政策研究所のプロジェクト研究である「教育課程の編成に関する基礎的研究」の平成23年度における研究成果を報告書としてまとめたものである。 本研究は、「社会の変化の主な動向等に着目しつつ、今後求められる資質や能力を効果的に育成する観点から、将来の教育課程の編成に寄与する選択肢や基礎的な資料を得る」ことを目的に、平成21年度から25年度まで実施するものである。その中間に当たる23年度においては、「将来の教育課程の編成の原理や内容、方法等に関する新しいアイデアを得る」ことを目標とした。まず、今後一層顕在化するであろう、グローバル化をはじめとする社会の変化の中から、教育課程を考える上で特に重視すべき主な動向に着目し、それらに対応して求められる資質や能力を仮置きした。23年度は、それらの中でも喫緊の課題であると考えた、〈思考力、表現力、言語力等の育成〉(「知」の面)と〈道徳性、社会性、市民性、キャリア発達を促す基礎的・汎用的能力等の育成〉(「心」の面)を切り口として、研究開発事例等の分析を行った。分析を通じて得られる示唆を整理すると,の3点を挙げることができる。〇 将来の教育課程においては、社会の変化に対応して求められる資質・能力を育成する観点を重視する必要があること。〇 思考力等の育成や人間関係等の形成の「スキル」(柱となる資質や能力を具体化した要素や獲得の手立てなど)を明らかにして、それらを体系的に獲得できる教育課程が求められること。〇 人間を全体的にとらえて思考力等の育成(「知」の面)と道徳性等の育成(「心」の面)を関連づける教育課程にすること。そして、本研究の今後の進展へのたたき台として、「知」の面の柱として「思考力」、「判断力」及び「表現力」を、「心」の面の柱として「自己調整力」、「人間関係形成力」及び「社会参画・形成力」を掲げ、それらを育成するための「スキル」を具体的に提案し、小学校の各教科等で重視するものを明らかにする作業を試みた。 また、研究開発事例の分析手法を新たに開発したことも、本年度の成果の一つである。}, title = {社会の変化に対応する資質や能力を育成する教育課程-研究開発事例分析等からの示唆(教育課程の編成に関する基礎的研究報告書3)(平成23年度調査研究等特別推進経費調査研究報告書 初等中等教育014)}, year = {2012} }