@techreport{oai:nier.repo.nii.ac.jp:00001379, author = {工藤 , 文三}, month = {Mar}, note = {この報告書は,科学研究費・基盤研究(C)「高等学校における学習の評価の実態把握と改善に関する研究」(平成20~22年度)の研究成果をとりまとめたものである。高等学校における学習評価の枠組みは指導要録の改訂通知によって示されてきており,これまで各教科・科目の評定については,目標に準拠した5段階の評価として実施されてきた。また,評定に当たっては評価の観点を参考にすることや,教師の主観に流れて客観性や信頼性を欠くことがないように留意することについても従前から明確にされてきた。平成13年の改訂通知では,「具体的な評価規準を設定するなど評価の在り方の工夫・改善を図ること」が改めて明記された。平成22年の指導要録の改訂通知においては,評価の観点及びその趣旨に改善はなされているものの,学習評価の基本的な在り方についてはこれまでの方法を継続することとされている。一方,高等学校の教育指導については,学科や課程,履修方法等の制度の弾力化が進められ,生徒の実態や特性等に応じた教育が展開されることとなった。このことにより,生徒の進路希望や興味・関心,適性等に応じた学習が可能となったが,一方で,各学校における教育指導の成果を把握し,その後の教育指導の改善に具体化し,もって高等学校教育の質の向上につなげることが求められている。教育の質の向上の基本は,指導の成果としての学習状況を的確に把握し,その後の学習指導の改善に確実に結び付ける仕組みと体制を確立することにある。このような問題意識から,本研究では次の3点にねらいを置いて研究を進めてきた。?高等学校における教科・科目の学習評価の現状と課題を把握すること,?指導に生かす評価の在り方や評価の客観性・信頼性を高めるための取り組みの在り方,?学科や課程,生徒の実態等を踏まえた高等学校における評価システムの在り方の明確化。本報告書は,これらのうち主に?についての調査研究の結果をとりまとめたものである。第1部では,全国の全日制普通科高校へのアンケート調査を通じて,各学校における評価の内規や学習評価の現状や課題を把握することをねらいとした。第2部では,全国の高等学校の中堅教員に対して行ったアンケート調査の結果の整理を通じて,学習評価の課題の把握と解決に向けた考察を行った。}, title = {高等学校における学習の評価の実態把握と改善に関する研究 研究成果報告書 科学研究費補助金基盤研究(C)(平成20~22年度)}, year = {2011} }