@techreport{oai:nier.repo.nii.ac.jp:00001108, author = {長崎 , 栄三}, month = {Mar}, note = {子どもたちは、算数・数学は生活とあまり関係がないと思っています。いや、多分、数学教師を除くほとんどの大人もそのように思っているのではないでしょうか。算数・数学は、社会や生活と関係なくとも、学ぶべきものと考えられていたからです。しかし、果たして、算数・数学は社会や生活と関係ないのでしょうか。数学は、昔、社会から生まれたはずなのに、どうしてこのようになってしまったのでしょうか。算数・数学が学校の教科となってから数百年になりますが、この間、ときには、算数・数学は単なる実用のためであったり、またときには、精神鍛練の道具ともなりました。そして、変わらぬ役目が一つだけあります。それは、選抜の道具としてでした。選抜の道具だからこそ、子どもたちは、社会や生活と関係なくとも、算数・数学を学んできたのでしょう。しかし、今、高等学校ではこの選抜の道具としての数学の役目が薄れつつあります。それとともに、高校生は数学から離れつつあります。私たちは、もう一度、数学とは何か、数学と文化や社会や生活とはどのような関係にあるべきなのかを、根本に戻って考え直すべきだと強く感じています。さらに、数学は、個々人の人生にとってどんな役割を果たすのでしょうか。この研究は、そのようなことをいろいろな側面から考えてみようとしたものです。, 06452384}, title = {数学と社会的文脈との関係に関する研究-数学と子どもや社会とのつながり- 平成6年度~平成8年度 文部省科学研究費補助金(基盤研究B)研究成果報告書}, year = {1997} }