@techreport{oai:nier.repo.nii.ac.jp:00001098, author = {三宅 , 征夫}, month = {Mar}, note = {欧米諸国の科学教育は、科学的リテラシーの獲得を目的に行われていると言って過言ではない。一方、わが国の理科教育においては、純粋科学の知識の獲得や察・実験に重点が置かれ、科学的リテラシーの育成という観点ではカリキュラムや授業が構成されてこなかった。IEA(国際教育到達度評価学会)の第2回国際理科教育調査結果から、児童生徒の生活に関連した問題の解決能力の低さや、観察・実験における表現力の弱さが明らかにされた。また、科学教育界では、理科を何のために学ぶのかわからない多くの児童生徒の存在や、生徒の理科嫌い、学生の理工系離れ等が指摘されている。これらのことは、科学的リテラシーの育成を目的にした理科教育によって改善されるものと思われる。また、原子力発電等にみられるエネルギー問題や科学・技術の発達の副産物として生じた環境問題などの諸問題は、ますます複雑になっていて、それらに適切に対応するために、また適切な意志決定をするために、人々が自然科学に対する正しい知識と科学的態度を身につけることがこれまで以上に重要になってきている。さらに、今日の高度科学技術社会で快適に生活していくためにも科学的リテラシーの獲得が全ての人々に必要不可欠の時代になってきている。以上のような背景のもとに、「科学的リテラシー育成に重点を置いた理科カリキュラムの開発研究」を進め、研究の成果として、本報告書に次のものを示すことができた。第一部科学的リテラシー育成に重点を置いた小学校理科カリキュラムの開発研究-実生活への活用・応用能力を中心として-第二部科学的リテラシー育成に重点を置いた学習指導第三部科学的リテラシー育成のための中学校理科における一つの事例なお、本研究はこれまでの科学的リテラシーに関する一応のまとめである。, 05301093}, title = {科学的リテラシー育成に重点をおいた理科カリキュラムの開発研究 平成7年度科学研究費補助金(総合研究A)研究成果報告書}, year = {1996} }