@techreport{oai:nier.repo.nii.ac.jp:00001001, author = {立田 , 慶裕}, month = {Aug}, note = {本書は、国立教育政策研究所が行ってきたプロジェクト研究「平成19年度から21年度にかけて、「言語力の向上をめざす生涯にわたる読書教育に関する調査研究」の報告書の市販版である。 本研究の第一の特色は、生涯学習の観点に立った読書教育研究という点である。読書活動について、小学校から中学校、そして大学生や成人を対象にした調査研究を行っている。第二に、読書活動による教育的成果として、具体的で測定可能な指標である読解力などの言語力を設定し、読書活動と言語力の関係に焦点を当てた。 本書は三部から構成され、まず序章で研究概要が述べられた後、第1部「読書教育の実践と課題」では、読書教育の理論と実践的な課題を概観し、多様な問題を提起している。続く第2部では、「学習者の読解力と読書活動」と題し、読書活動に関する基本調査を踏まえた実証的な調査結果の分析を行っている。さらに、第3部では、「読書活動の推進に向けて」と題し、今後の読書教育の方向性を探った。 第1部では、 広島県と、長野県茅野市の子ども読書活動推進の取り組み、学校図書館の現状と課題、読書文化を支える家庭・学校・社会のシンポジウム報告、読書教育における学校教員と司書の役割 、全国学力・学習状況調査の結果からみる児童生徒の読書活動の状況、学校以外の施設における読書教育 に関する論文が収められている。第2部では、子どもたちの読書活動の現状と課題、読解力と関連する要因の検討、中学生の読解力と読書活動の関係、メディア接触の問題性と読解力・読書、中学生とマンガ、大学生の読書の状況と読解力について、成人の読書活動と読解力の考察、大学生と社会人の読書行動の比較分析の緒論が納められている。 最後の第3部では、国際的な読書力を育てる日本型ブッククラブの指導法の開発、読書と人間の発達、調べることを通して読書する言語力育成のあり方、読書教育の多様な実践と市民参加、多文化共生社会に向けた読書コミュニティの形成、「キー・コンピテンシー」の観点から見た成人読書講座の意義と課題、生涯にわたる読書教育の緒論文があり、調査票を資料として添付した。}, title = {読書教育への招待-確かな学力と豊かな心を育てるために}, year = {2010} }